正確に言えば二ヶ月と10日近くが過ぎていき、実に奇妙だが
常々の憂鬱や億劫さが次第に抜けていくのを感じる。
同時に、鏡を観ては絶望も覚えた。
見る影も無い程惨めに腐ってた名残が惨いほど生々しく映し出される。
それは丸で醜悪な怪物の様に見え、
「現実」
なのだと、思い知らされる日々の始まり。
心身鈍麻して身体は予想よりボロボロに成っていた。
このまま向精神薬を飲み続けていたら確実に違う病で別の病院を通う事に成っていたに違いない。
シャンビリは常にあるが日常生活の中で慣れてしまった。
多少気分的に気に障ることも有るが
以前よりは遥にマシに成ったと思う。
長い長い失業の不安定生活。
実際に私自身の今の治療薬は「環境整理」と「新しい仕事」なのかも知れない。
そんな中、ハローワークの職業訓練でパソコンスクールに通うように成る。
通う、つまり家を出て外へ向かう生活。
あのまま薬に溺れていたら恐らく外にも出られない様な自分がいただろうが、
勢いと切っ掛けは自分の陰鬱さを掻き消してくれる刺激に成った。
二ヶ月目、私は一歩外に出られる様に成った。
こうやって自分自身が又社会に出て行く事が出来る為にこの時間が有るのだと感謝したい。

0 件のコメント:
コメントを投稿