2010年9月20日月曜日

金+モノ=幸福or健康の日本人

「金銭+物質or経歴=幸福or健康」化する現代日本人の幸福満足度。
実に単純だが、貧困層と成る低所得者の不満度は全てそれに幸福感を見出せず日夜不安や焦燥感に苛まれる事で心身と共々不健康となり何かしらその不幸な現実から逃避する様に「病」と言う逃げ道を模索している様に思えるのは、やたらと他人と自分を較べたがる競争意識が有るからだろう。

人生は折々、それこそ栄枯盛衰ので十人十色と成るが
生まれた環境を他人と較べた時に初めて現実を知り挫折し戸惑う。

取り分けベビーブーム世代の年齢層に失業者や成功者がいるのはその典型的結果で
NEET世代が多いのも頷けるのは生まれた時点で
その家庭環境や金銭事情で自分の価値を見出して終う所に有る。

絶望するしないはどうあれ、金+モノで人を見る判断されてしまい行き場を無くせば
社会的に除外される方向に向かい何かしら付き纏う「負い目」が


「病の源」



と成る様な構造に陥り、一旦、その構造に陥ると余程遠回りでも
軌道修正する「力」を発揮出来ない限り抜け出せない。

それこそ無駄に巷で啓発される言葉の「努力」と言う単語の格好の磔と成る。
その単語の途中で挫折すれば「金+モノ」は得られないで生涯不安と焦燥そして絶望感に自己憐憫しては「病」と言う別の言葉で自分自身に救いを求める様な貧困と不健康な状態に陥る仕組みと成る。

一方で「他人と較べない事で自分の価値や意味」を等と言う甘えが救済の言葉と成っては
その甘えた貧困と不健康に病んだ者を増殖させる礎と成り、
気付けば働けない貧困者を生み出してくれる結果と成っている事を気付けない程
鈍化し麻痺させてくれる。

「貧富格差」or「人生勝敗」

そんな言葉で日本人は各々に物議を醸し出すが解決の糸口には成らない程に

「金+モノ=幸福or健康」

に左右される国民性を帯びてしまった。一昔前なら、唾付けて置けば治る病や傷も大事の様に騒いで行かなくて良い病院に逃げる事を植え付けた。家庭医として昔は小児科内科に行くが、最近は
「メンタルクリニック」や「精神病院」に取って変わった有様が存分に物語るし、患者層もベビーブーム世代や就職氷河期世代に集中している事で実に現代日本人の
貧困と言うのが精神性の「病」と言う不健康な現状に成ったを教えてくれるだろう。

現実と立ち向かえなかった可哀想な日本人と言うのは

「金+モノ=幸福or健康」の前で病気となり立ち向かって自己修正出来ないorしない人間の自己憐憫の極みで有り、そんな「貧困」に付け込んだのが「他人と較べない」と言う甘く緩い言葉に象徴されていると言って他ならないのは私自身が垣間見た社会構造の中に見出した現代人の健康から覗ける日本人の愚かで迷惑な価値観や人生観の活路に「金+モノ」しか見出せない人間が実に多い事で頷けるし、それ等を栄養と看做せば当然「貧困or不健康」なのは明白である。

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