2010年8月5日木曜日

長寿が疎まれる時代なのか

100歳と言えば誉である。
実際日本は世界有数の長寿国と言われるし、高齢者人口比率も高い。
私の生活圏には近年次々と高齢者マンションや高齢者施設が増える傾向だ。
昔は当たり前に家に居たおばぁちゃん。
そんな高齢者達が家族から離れて行き着く場所は何故かこの施設。
「若い人の迷惑や重荷には成りたくない」と言って入所が有ると施設関係者は言うけれど、
実際はこんな選択肢を選ばせた環境が原因だろう。
100歳超え高齢者身元調査何てしなければ成らない杜撰な厚生労働省や日本年金機構果ては市町村役場何かの問題がこの数日露見した。

「身を守るのはお金だけ」

そんな事を呟かれたお客様が要る。集金に赴くと大概堰を切った様にお客様は世論、家庭、生活そしてここでの暮らしへの不平不満を零す。
私にもどうしようもなく酒にだらしが無い親がいる。しかし、その親がこうした施設に入所しないのは趣味が有り、自分なりの老後を自分らしく過ごす為だからだ。

人生80年時代ですが、少子化で騒ぐ以前に家族間の道徳が問われる時代では無いだろうか?
オレオレ詐欺が高齢者を生贄にした様にクレクレ集り化した自分の家族に愛想尽かした老婦人。
自分の将来を少しだけ不安に感じるけど、年老いてこんなでは高齢者って一体何だろうと私は思うだけしか出来ないでいる。


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