2011年1月30日日曜日

奈落の底から自分を掻き出す


時間だけが無駄に経過したような毎日。

「どうして貴女はそんなに急ぐの?」
「無理しないで、今は病気なんだから療養して休めば良いじゃない」


頑張るな、求めるな、急ぐなと沢山の人々に優しく言われる言葉すら
私には単なる劣等感と挫折感絶望感等の辛酸に成る。

鬱病への医療のマニュアルは
頑張らせない事、不安を与え無い事、焦燥感を抑える事
自信喪失の傷口を無理やり押し開かない事だという。





実に不愉快で迷惑な話だ。
それは病人の背負った人生や環境を全て棄てて面倒でも看てくれる位の
人間にそう言われるなら喜んで私は患者Aのまま
心には効かない身体を蝕み腐らせる醜く肥えさせる薬漬けでも
構わないが、生憎その保障は何処にも無い。

このまま失業して職にも付けなければ世帯分離して生活保護申請でもして暮らせ?

実際、其処迄自分が重症とは思ってはいない。
断薬も続け、筋肉硬化の激痛の生き地獄も緩和した。

過ぎた時間は戻らない。

然し、自分を取り戻す為の時間は未だ要する。

本当に楽しくて笑った記憶何か随分無い。緊張が解れて安心するのは猫のお陰。
今の私はこの猫のために新しい世界へ行きたいから
奈落の其処から這い上がろうと自分を掻き出す。

荒療治だがここで終わりたくないと思う衝動だけが本音だ。


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