2010年7月29日木曜日

例えそれが100年目と成っても

広島長崎の原爆平和式典に
天皇陛下は参加しても、米国大統領の姿は
先ずありえないだろう。

それらは飽く迄も見せしめの正義の原子爆弾投下だから……。
是だけ映像や史実を記録できる万能の時代
未だに今日も何処かで劣化ウラン弾や焼夷弾の改良形グラスター爆弾は使われている。
戦争は殺戮の中で科学技術を格段に発展させる。
同時に人間性を退化させ
心を無くす。

LOVE&PEACEは男女の性愛文句だ。
原子爆弾を任務で投下しただけの隊員に罪を問う番組が五年前放映されたが
無茶な話なのだ。

語り継がれる戦争体験も次第に時間が風化する。
こんな小さな島国に原子爆弾はたった2個。焼夷弾は何万個投下され
阿鼻叫喚の地獄絵
の記憶と記録は皮肉にも時間が打ち消していく。

白黒映像で観るだけの原爆雲。
そんな爆弾が日本の夏の朝に投下されたんだよ
そんな恐怖を畏怖として
白菊一輪を手向ける。

自己満足の平和活動。無力で無恥すぎる反省を込めて一輪挿す時が
日本人には必要だと私は教えたい。



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