2010年9月7日火曜日

キャタピラーで観た戦争と平成死刑場公開の矛盾


甘い飴玉がしゃぶれる様に……と元ちとせの歌が印象的だったけれど、四肢を無くし
軍神と崇め奉られる戦地から帰還した肉の達磨

江戸川乱歩の作品で言う「芋虫」同然の夫の世話を焼く女房。

ランプの炎で発狂してのた打ち回る芋虫夫
罪悪感だったのか、それとも馬乗りに跨る女房が戦地で獣の様に強姦した自分に見えたのか
次第に性欲すら失せ逆に女房に引っ叩かれる。

昔は子を作れない女房を殴りつけながら床で乱暴に妻を屈服させていた夫が
次第に戦禍で気を病んではのた打ち回る。

そんな変わり果てた旦那を泣きながら脅え見ていた女房が、途端に笑い出す。
実に一線を越えた嗤いだ。


映画の中でBC戦犯の絞首刑シーンの記録映像が流れる。
戦犯(罪人)の処刑なんかに情は無い。

先日、法務大臣が死刑所公開をしたが、私には甘ったるく感じたのだ。
彼等に弔う花や線香、そしてお経何か要らないのだ。


「芋虫」の様に逝けば良いだけなのだ勝手に……。

ポチャンとさ

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