音が無ければ花火は夜空に輝いて好きなんだけど……、どうしてもあの爆音が好きに成れないの。
そんな話を高齢者施設入居されている老婦人から訊く。
で、何時も盆の時期はひっそり線香花火の火花を美しいと愛でる。
65年前の東京大空襲を筑波の麓から見たそうだ。
夕方でもないのに赤い空が印象的で、遠くから轟音がどーんどーんだと聞こえてくる。
今日は荒川沖西のDoすっぺ祭り。
牛久大仏は納涼奉納花火大会だとか聞いたが、とても花火を見る気には慣れそうも無いと苦笑い。
朝日新聞も終戦記念日らしく「声」の欄は語り継ぐ戦争だった。
戦時戦後の混乱と未だ根深い戦禍の傷跡は生き証人たちの記憶に鮮明に残る。
花火の進歩も具体的に爆弾と構造は一緒。違うのは人に危害を与えないだけだと、咲き散った朝顔を毟る
横顔が印象的だった。「蛍」すら見えない土地に成ったのが残念と呟く姿。
もう二度とこの爆音と炎が人々の頭上に落ちてこないことを祈る夕方に成りました。
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